はじめに
吹田市内で事業をする方にとっては、近隣地域の状況も気になるのではないでしょうか。市報なんかを見ていると、4つの隣り合う中核市(西宮市、尼崎市、豊中市、吹田市)をNATS(ナッツ)と表現したりしています。
私はこの中でもお隣の豊中市の状況については特に気になるため、ちょこちょこ情報をチェックしています。
とよなか起業・チャレンジセンターとは
豊中市のHPを見ていると、「とよなか起業・チャレンジセンター」なるものを見つけました。HPでは以下のような説明となっています。
とよなか起業・チャレンジセンターは、豊中市と豊中商工会議所が連携し運営する、地域産業支援の拠点となる施設です。業種や業歴にとらわれることなく地域の事業者を支援し、セミナーや交流会などを開催するほか、起業に関する相談も展開します。地域の企業様の積極的なご活用をお待ちしています。
豊中市HPより(https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/sangyoushinkou/jigyosya/kigyo.html)
また別サイトですが、「とよなか起業・チャレンジセンター」のHPによると、会員になると、起業相談、経営相談、記帳相談、法律相談、補助金相談を専門家にお願いできるようです。しかもオフィス機能付きのシェアード会員で月額20,000円(税込)、フリーシート会員で月額3,000円(税込)で利用できるとのこと。事業を始めるときにはとてもお得です。
とよなか起業・チャレンジセンターのイベント
そんな「とよなか起業・チャレンジセンター」では毎月、経営に役立つイベントを実施されています。
私も2023年5月23日に開催された「~100年経営に学ぶ~長寿企業がやっているたった1つのこと」というイベントに参加してきました。
まず豊中市の職員の方からご挨拶があり、その後セミナー、参加者同士の名刺交換会と続く約2時間のイベントになっていました。私が参加した回では十数名の方が参加されていました。
このセミナーでは、中小企業診断士の先生が約1時間半ほどにわたり、大阪の有名企業を題材にして、お話しをしてくださいました。途中でクイズを挟んでくださるなど聞き手を飽きさせない工夫を凝らされており、うまいなあと思う内容になっていました。
特に印象的だったことは、お話の中で最後まで「長寿企業がやっているたった1つのこと」が具体的に何なのか明言されなかったことです。これは参加者が自分で話の中から探し出すべきであるとのメッセージであり、まさにそれが答えだったように思います(お話の内容もそれが伝わるものでした)。
名刺交換会では豊中市で起業されている方、起業を考えていらっしゃる方とお話しをすることができ、また参加者の半数ほどが女性であったこともあり、自分では思いつかないような発想をお聞きし、刺激を頂くことができました。
参加してみた感想
私も某予備校で講師をしており多数の人の前に出て話す機会もあるのですが、セミナー講師の方の話し方はそこで話す際の参考になるものでしたし、セミナーの内容も今まで聞いたことのない内容でしたので非常に面白かったです。また少人数で実施されるイベントのため、他の参加者の方と話しやすいのも特徴的でした。
おわりに
興味本位で行ってみたのですが、思った以上に得るものがあり有意義な時間になりました。吹田市で起業を考えていらっしゃる方も、そこまで遠くない距離ですので一度参加されてみてはいかがでしょうか。